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2014年 リスト係 今年の1曲

2014年の1曲(リスト係選):心のプラカード/AKB48

心のプラカード/AKB48

ポップの魔法を、もう一度。

18作連続・通算19作目のミリオンセールスを記録した大ヒット曲。
選抜メンバーは第6回選抜総選挙の勝者で、センターは渡辺麻友。
作曲は「ギンガムチェック」の板垣祐介、編曲は武藤星児。
作詞・総合プロデュースはもちろん秋Pこと秋元康。

中高生の頃、Jpopにはまり、ラジオから流れるメロディーをテープやMDに録音して聴いていたあの頃。
確かに「ポップの魔法」を感じていました。
音楽は水や空気のようにそこにありました。
でも、いつの頃からか、あの頃感じた「ポップの魔法」は解けて、音楽が「趣味」になってしまっていました。
楽しんではいるけど、心が震えるような気持ちは忘れていた。
AKBはそれを思い出させてくれました。
AKB48は結成から9年。
いったいこの輝きはいつまで続くのか。
AKBの輝きがある1日の太陽だとしたら、今私たちが見ている輝きは、真っ赤な夕日の美しさかもしれません。
だからこそ、今の輝きを、しっかりと目に焼き付けたいと思います。
昔はよく聴いたけど最近いい曲が見つからず、あまり音楽を聴かなくなってしまったという方。
そんな方にはぜひ、あの頃の気持ちに戻って、こいつらの歌を聴いあげて欲しい。
実際、かつて活躍していたたくさんのアーティストたちが作曲や編曲などさまざまな形でAKBを支えているので、思わぬ再会もきっとあるはず。
「いまさらアイドル」と思うかもしれない。
私もそうでした。
もう一度だけ、「ポップの魔法」を信じてみませんか。

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2014年 airmail 今年の1曲

2014年の1曲(airmail選):『世界の別名』/MUSIQUA

『世界の別名』/MUSIQUA

(2014年3月度 1位投票、8位入選)

ぱっと聴いてすんなり入ってきて、それでいて、繰り返し聞いても色褪せない。
そういう曲ってなかなか少ないものですが、私にとってこの曲はそのものズバリでした。

名曲というのは、永遠の愛だとか、世界の平和だとか、そういった大義をもった歌詞だとか、
あるいは圧倒的な演奏力だとか、神がかった歌声だとか・・、そういったずば抜けたものが必要なわけではなくて、
どこにでもある日常をうまいこと切り取った楽曲なのだと思います。

表参道駅周辺を切り取ったセピアなPV。
半径数百メートルの微妙な動きに合わせて流れるちょっとした心情変化。

わたしをにらむ あの子の気持ち
勇気を出して訊いたら
にらんでたのはあなたの方よ、と笑った

 

別に諭されるわけでもなく、
そんなものかもしれないな、と思えるところがいいですね。

PVの光景、実物もなかなかですよ。

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saintgrace