今年、いちばん歌ったのがこの曲です。
歌ったと言っても、カラオケで歌っているわけではなくて、家にいるときに気付いたら口ずさんでいるんですよね。
私にとっての良い曲って、ついつい自然に口ずさみたくなる曲だったりするので、そんな意味もあって、今年の1位を決めるとしたらやっぱりこの曲になるのかなと思います。
歌いたくなるポップでキャッチーなメロディの時点で素晴らしいのですが、この曲は歌詞も大好きです。
汽笛音から始まり銀河鉄道をモチーフにしたこの曲が描いているのは、若い男女の甘酸っぱいラブストーリー。
男性が女性のもとへ「銀河鉄道」に乗って向かうのですが、「降り間違えないように 慎重に慎重に駅を数えてく」姿は、緊張感が伝わってきて初々しくてかわいいですね。
二人は「異星人」なので時々噛み合わなくなることがある、というところは、初々しい二人の様子を銀河鉄道というモチーフを活かして見事に描写しているなと思います。
メールが届くのに「光の速さで二時間くらい」かかるから、「返事が遅くても許してくれ」っていう言い訳もユーモラスで好きです。
そして、最後に二人の別れのシーン。
鉄道の扉が閉まってもまだ見つめ合っている二人、というベタな設定ですが、別れを惜しむ二人が同じように無理して笑顔を作っている、というところが甘酸っぱくて切なくて、とにかくこの二人が愛おしくなってしまいます。
描かれているストーリーは、目新しいわけではないですが、ここまでピュアな感性で王道「歌モノ」ナンバーを作ってしまうところは、このバンドの凄いところだと思います。
若手「歌モノ」バンドと言えば、アンテナとウソツキが代表格だと勝手に思っているのですが、こういうバンドがインディーズシーンで活躍しているということが嬉しいです。
ちなみに、新木場から代々木上原で乗り継ぎして下北沢に向かったとすると、おそらく新木場から有楽町線に乗って有楽町で降りて、駅が繋がっている日比谷から千代田線に乗って代々木上原に向かい、小田急線に乗り換えて下北沢で降りたというルートかと思われます。
(小田急線直通の千代田線もありますが、それだと代々木上原で花を買っている余裕がないので。)
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